【ソニーα7シリーズ】APS−C用のシグマ単焦点DNシリーズをフルサイズ用に改造する件
相変わらず悶々と考え続けている次期マウント。フルサイズでライブビュー撮影、動画撮影ができる、という条件にすると、おのずとソニーAマウントのα99、もしくはEマウントのα7シリーズしか無いわけだが、Aマウントはほとんどディスコン状態なのでどうにも逝きにくい。かと言って、α7シリーズは単焦点のラインナップがどうにもイマイチなのが大問題。
フルサイズは今後も高付加価値路線をキープするはずなので、これから安い単焦点がラインナップされる、なんてことは望み薄。シグマ、タムロンでさえ最近のフルサイズ単焦点はハイエンド路線ばかりです。
ワガママを承知で言えば、フルサイズを軽い単焦点とともに振り回してカジュアルに使い倒したいたいんです。ライブビュー撮影も動画も妥協せず。α7シリーズの軽量コンパクトなボディで。
APS-Cの単焦点ラインナップは”わるくない”
そうなんですよね。軽量コンパクト、そしてお財布にも優しいレンズが粒ぞろい。
α7シリーズにAPS−C用のレンズをつけても普通に撮れるし、クロップのON/OFFが選べるようです。が、クロップセずに撮ると盛大にケラれる。当たり前ですが。
デジタル一眼“α7R”にEマウントレンズを全部装着してみました
α7R+SIGMA 30mm F2.8 DN: アルファデトル
α7ILCE-7 その5 NEX6 比較 #αアンバサダー: 私的電脳小物遊戯
ということは、自動クロップONで使うことになるのかなと。もちろんクロップOFFで撮って、あとで加工してもいいんですけど、うーんやっぱりそれだと手間だし、そもそも動画はあとからクロップできない(できるのかな?わからないけど、動画編集の手間を考えると腰が引ける)。
それに自動クロップONで撮るなら、α6000などのAPS−Cで撮るのと同じということ。ボケ味も画角もまったく同じ。なんだったら画素数はα6000の方が多いからより精細に撮れる。これじゃあ果たしてα7を買う意味があるのかと小一時間…。
シグマDNシリーズのバッフル除去という荒業
こんな荒業を考える人もいるようで。
ケラレは多少残るようですが、これならLightroomで自動除去できるレベルだと思います。画質優先の方には受け入れがたいとは思いますが。この辺りはなにを重視するかですね。
レンズのリアバッフルというのは、入射角を制限してフレアを軽減する役割があるようなのだが、もうね、こんな簡単にバッフル外してフルサイズ対応できるんだったらやらない手はないかなと。だってこのシグマのDNシリーズ、DP Merrillのレンズと言われていて写りは定評あるし、軽いし、そして安い。
[追記 2016/4/13]
E 50mm f1.8 OSS が使えたら最高!なんですが、どうやらリアバッフルは外しにくい構造になってる模様。むー残念。
[追記終わり]
バッフルレスの作例
A7 + Sigma 60mm f2.8 DN (removed rear baffle) | Flickr - Photo Sharing!
こうなったらもうこの手で逝くしか無いのかなー
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祝 FE50mm F1.8 発売!【ソニーFEマウント】単焦点レンズ一覧【α7シリーズ】
ついに待望のフルサイズ標準レンズ登場!
ついに出ましたね、ソニーフルサイズFEマウントの撒き餌レンズ。FE50mm F1.8 / SEL50F18F。α7用の標準域の単焦点はこれまでFE55mm F1.8Z がありましたが、実売価格8万円といかんせん高すぎて、かつ寄れないのでなかなか手を出せない代物でした。画質に関しては相当高い評価ではあったのですが、そこまで超激画質でなくてもまずは庶民のミカタ的なお手軽標準単焦点で、フルサイズのボケ味を味わってみたい。そこへきてついにソニーから待望の発表があったわけですな。
もうこれでα7を買わない理由が無くなった。まずはレンズキットとこの単焦点を手に入れてこのゴールデンウィークを迎えようず!
ソニーフルサイズFEマウント単焦点レンズ一覧
レンズ名称 | 焦点距離 | レビュー | 重量 | フィルタ径 | 手ぶれ 補正 |
静音 AF |
最短 撮影距離 |
最大 撮影倍率 |
発売日 | 定価 | 楽天 最安値 |
FE 28mm F2 SEL28F20 |
28 | ■ | 200 | 49 | ● | 29 | 0.13 | 2015 | 65,000 | ▼ | |
FE 35mm F1.4 ZA SEL35F14Z |
35 | ■ | 630 | 72 | ● | 30 | 0.18 | 2015 | 220,000 | - | |
FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z |
35 | ■ | 120 | 49 | ● | 35 | 0.12 | 2013 | 84,000 | ▼ | |
FE 50mm F1.8 SEL50F18F |
50 | ■ | 186 | 49 | 45 | 0.14 | 2016 | - | - | ||
FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z |
55 | ■ | 281 | 49 | ● | 50 | 0.14 | 2013 | 99,000 | ▼ | |
85mm F1.4 GM SEL85F14GM |
85 | ■ | 820 | 77 | ● | 85 | 0.12 | 2016 | 225,000 | ▼ | |
FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90F28G |
90 | ■ | 602 | 62 | ● | ● | 28 | 1 | 2015 | 148,000 | ▼ |
うむ、こうしてみるといよいよα7シリーズの単焦点も、広角28mm、標準50mm、中望遠85mmと体裁が整ってきましたな。
フルサイズの先達たるキヤノン、ニコンの各マウントにおいても、この定番の3本はもちろんラインナップされており、単焦点としてはまず揃えたい三兄弟であります。 (実はニコン様などはこの定番三兄弟をリーズナブルかつアップトゥーデートでラインナップしており非常に良心を感じるわけですが。詳しくは以下)
ともあれ、最近動画にも色気を出している関係上、動画AFが効かないキヤノン、ニコンには行きづらく、かといってフルサイズもやっぱり欲しいとなるとα7シリーズしか無いよね。でも、まず最初に欲しい標準単焦点が8万円超えってどうなのよ、ボディと合わせたら20万コースってやっぱり手が出ないよなー 。単焦点買えないならフルサイズじゃなくてもって話になるよな、と堂々巡りを繰り返しておりましたが、これでもうα7II逝くしか! と気合いを入れなおしていたところ、なにやら雲行きが怪しくなってまいりましたよ…
ソニーFE50mm F1.8 は立派な性能だがAFが使いにくい
なんと! 静音AFではないと! いまどきその仕様は無いわー
皆さんご存知デジカメinfo的なサイトによると、最短撮影距離45cm、最大撮影倍率1.4倍だと。うむむ。寄れないのは痛い、確かに痛いが、百歩譲ってガマンしたとする。でもね、AFがSSMじゃない、つまり静音AFじゃないと。これはどうなのよ。動画が撮りたくてα7買うのに、静音AFじゃないと動画は撮れませんよね。いや正確に言えば、動画に「カタカタッ、カタカタッ」てなAF動作音がずーっと入り続けるのですよ。これはどうにも救い難い。
うーむ、これはどうするべきか。実物をさわってみてどれくらい動作音が入るか試してみるまでは買えないよね、これ。
[2016/4/12追記]
デジカメWatchにこのレンズの国内発表のリリース記事が出ていました。そしてハッキリと「AF駆動はDCモーター」と書かれておりました!これはどうやらジコジコAFで決定のようです…
うーむ、これはやっぱり残念感はぬぐえないな…今どきのレンズでAF駆動音がするのって無いですよね、他に。あ、フジは別枠ですけど。ペンタだって最近は静音モーター載せてるってのに、動画もウリのはずのαシリーズで静音モーターじゃないなんて、どうもやっつけ感というか、出しときゃいいんだろ感というか、愛がない感じする。
こうなるとα7シリーズの単焦点は高い&寄れないのがやっぱり気になりだして…表を見ても分かる通り、最大撮影倍率0.15に届かないものばかり。唯一、20万越えのSEL35F14Zだけが0.18倍ですけど、、20万円の単焦点なんてプロしか買えないでしょ。こうなったら最後の手段ですけどAPS-Cの単焦点をクロップして使うとかですかね。APS−Cのほうは軽くて良いレンズが揃ってますよね。シグマのDNシリーズもありますし。いちど調べてみますか。そんな記事ニーズ無いかな。まあでも自分用にまとめてみますよ。
[追記おわり]
近況報告
家族旅行で沖縄に行ってきました。なんとカメラを忘れるという大失態を演じつつ、あまり使うつもりもなかったのですが一応かばんの中に忍ばせておいたサブカメラたるX-M1&XF27mmF2.8による一本勝負を強いられるというシビアな状況。撮りたい構図はなかなか撮れませんでしたが、いっぽうで35mm単焦点の万能っぷりをあらためて感じることになりました。